高温バグフィルター用ろ布

おもに、焼却炉や製鉄所や製鋼所などの粉塵からダイオキシンを除去するために使用します。
テフロン、ガラス二重織り(耐酸加工)、PTFEラミネート膜ガラス生地を使用しているところが多いようです。
たまに、耐熱ナイロンの耐酸加工品を使用しているところがありますがあまりよい効果はでてないようです。
200℃以上のガスをろ過するためにそれなりのろ布が必要でコスト的にも非常に高いフィルターです。

・ガラス(二重織り) 焼却炉用のガラス織布はパルスタイプ集塵機に改良されたものです。
また、仕上げも、(テフロン、シリコン)など焼却炉用に改良されています。
耐酸性、耐薬品性も向上しています。
連続使用温度も250℃と高く、低価格で耐熱性の高い素材です。
ただし、リテーナーがガラス使用でなければいけないです。
普通、ガラスろ布は屈曲に弱いためリテーナーの継ぎ目の数を増やしています。
・テファイヤー テフロン繊維85%、ガラス繊維15%をテフロン基布の上にニードルした
フェルトです。
剥離性もよく、耐酸、耐アルカリ、耐薬品性にも優れ温度も240℃の連続
使用が可能です。
・PPS ほとんどの酸、アルカリに耐性があります。低コストで非常に捕集効率も
高いです。最高使用温度が190℃、連続使用温度が170℃のために、
その温度まで温度を下げなければいけない。
・P-84 芳香族ポリイミド繊維で、耐酸性が高く、240℃までの連続使用にたえら
れます。
ファイバーが異形断面の形状をしている為、フェルトに加工した場合、
緻密な構造となり、高い捕集効率があります。
・トヨフロン 四フッ化の、フッ素繊維で、あらゆる有機繊維の中で耐薬品性が最もすぐ
れています。耐熱性も高く、最高使用温度260℃、連続使用温度240℃
です。科学的にも、温度的にも、厳しい条件での使用が可能です。
ダスト剥離性にも優れているため、目詰まりしにくく、フィルターの長寿命
化が可能です。
・耐熱ナイロン メタアラミド繊維で、各種の高温濾過用として多くの分野で使用されています。
耐熱性は、約200℃での連続使用が可能です。耐薬品性はアルカリ類、
弱酸性に耐性があります。特殊樹脂加工やテフロン加工をすることで、
耐酸性をアップすることができます。
納入実績も多く低コストで一般的な素材です。

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山染フィルター株式会社(営業部)
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担当者:後藤